スタイリッシュな佇まいでありながら、使い手を考え抜いた構造のスタンダードチェア。
フランスインテリアデザインを牽引した巨匠ジャン・プルーヴェの代表作として名高い逸品です。
デザイン面において特に秀逸なのが、幅広に作られた三角形の後ろ脚です。
荷重負荷が大きい後ろ脚を太さのある中空の鋼板にすることで、椅子への負担を軽減させています。
深く座った時に最も負荷がかかる座面の位置を特に太くし、座面から背にかけて脚が細くなることで、寄りかかりやすい角度を実現するなど、後ろ脚ひとつをとっても細部までこだわって作られていることがわかります。
その名の通り、非常にスタンダードなフォルムのチェアですが、
デスクやテーブルに向かって置かれたその後ろ姿は、多くのファンを生み出してきた美しさを持っています。
状態は座面の端に僅かな小傷がある程度で全体的に美品です。

●815”H 415"W 535"D 480"SH