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【時代・筆者に関して】
○書風としては室町時代中期頃とみられます。
○極め札(きわめふだ;鑑定票)に「聖護院殿満意僧正(しょうごいんどの・まんい・そうじょう)」とあります。聖護院(しょうごいん)の第27代門主・満意(まんい1376~1465)を指します。聖護院満意の現存の筆跡との比較により、極め札通り、本短冊が満意自筆(真筆)であることが認められます。
《参照画像》に伏見宮家伝来『短冊手鑑』(日本古典文学影印叢刊16 1978年刊)にある満意の自筆和歌短冊と本短冊の筆跡比較を行なっています。御覧ください。
○聖護院満意(しょうごいん・まんい1376~1465)は二条良基(にじょう・よしもと)の子。出家して園城寺[おんじょうじ=三井寺]に入ったのち、門跡寺院(もんぜきじいん)である聖護院の門主となりました。兄で先代の聖護院門主でもある道意(どうい)、次代の道興(どうこう)と共に、聖護院を全国の修験道(しゅげんどう;古来の山岳信仰。その修行者を山伏[やまぶし]と呼ぶ)を統べる一大拠点にした人物として知られます。この頃の聖護院門主は、朝廷や足利将軍家の護持僧として特別な地位を占めていました。満意の文学的な事績について詳細は手許の資料では未詳ながら、宗教・政治の世界では重要な役割を担ったことが広く知られており、大僧正(だいそうじょう;僧侶としての最高位)・准三后(じゅさんぐう;上層公家の特別の称号。三后[さんこう]=太皇太后・皇太后・皇后に准ずる意)となっています。
○門跡寺院(もんぜきじいん)とは天皇家・摂関家などの子弟が出家した際に入る寺院で、聖護院は平安後期に開かれて以来、熊野信仰とも深い関わりを持つ歴史ある門跡寺院です。
秘教的な修験道は明治時代に廃されましたが、聖護院は、明治期の修験道廃止令(明治5年;1872年)以降は関わりの深い天台宗寺門派(じもんは;園城寺が総本山)の寺院となり、戦後は修験宗を設立し、その総本山となっています。
【内容について】
○「野風(のかぜ)」という題名で、東北の歌枕「宮城野」の秋の夕暮れの風景を詠じています。署名はありませんが、非常に小さな短冊であり、漉き返し紙とみられる料紙(りょうし)の様子からも、自詠の和歌の下書きなどとして書されたとみられます。
「野風 宮城野や 木の下ふかき 夕霧を 雨にまがへて 風わたるなり」
(宮城野也 木乃下婦可幾 夕霧遠 雨耳満可部天 風王多留奈利)
大意:東北の宮城野の夕暮れ。 木々を包むような深い霧の中を 雨に入り交りつつ風が吹き抜けてゆく
※野風(のかぜ):野原を吹く風。古来、和歌につかわれてきた言葉。漢詩では「野風(やふう)」という読み方で使われる。
※宮城野:東北地方の歌枕。宮城県仙台市東部の原野で古来、歌に詠まれた。実際に東北の宮城野へ出かけて実景を詠んだ歌もあるが、通常は想像上の風景として詠じられる。聖護院満意について、実際に東北へ旅したかどうかは未調査。
【材質など】
○紙本墨書(肉筆)。料紙(りょうし)は楮紙(こうぞがみ、ちょし)と見られます。紙背に書状とおぼしき文字が透けてみえます。書状を反故紙(ほごし)として再利用しているとみられます。このことからも本短冊は歌会の正式の短冊ではなく、下書きであることがうかがえます。
○料紙の状態としては、歌書きの文字はくっきりみえるものの、初句辺りに墨をこぼし(ふきとっ)た跡があります。裏面の裏打ち紙には墨書で「聖護院満意(しょうごいん・まんい)」とあります。
○極め札(きわめふだ;鑑定票)が付属しています。古筆家(こひつけ)の門人系の神田道伴(かんだ・どうはん)の印章としてオモテに「養心」印、裏面に「神田道伴」印と割り印が押されています。
古筆家は桃山時代〜江戸時代にかけて書画鑑定を家業として公的に行なった家です。神田道伴(かんだ・どうはん1678~1749)は古筆家の門人系の神田家の第四代です。この極め札の裏面に墨書された「丙寅十(ひのえ・とら・じゅう)」は丙寅の年の10月に鑑定を行なったという意味で、道伴の活躍年代からみて、延享四(1746)年10月とみられます。
(※神田家の第七代・道伴[生没年未詳。江戸時代末期に活躍]も同じ印章を使いますが、この極札については筆跡からみて第四代・道伴とみられます。)
【寸法】タテ 約25.8cm×ヨコ約3.3㎝
※時代の古い短冊は小ぶりながら、本短冊はさらに小ぶりであり、やはり草稿として書された短冊とみられます。
※その他注記など・・・
・筆者名は基本的には署名・伝承筆者によっています。自筆・真筆であるか否かについては説明文中でふれています。
・詳細は画像資料その他を御覧ください。また、釈文等は省略・誤読もあろうかと思いますので御参考程度にお考えください。どうぞよろしくお願いします。
・出品取り消しについて・・・基本的には御入札のない場合に限りますが、画像・解説の改訂を行なう際や、他所にての販売機会との兼ね合いで、出品取り消しを行なうこともあります。たいへん失敬ながらどうか御諒承ください。
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