里帰り 京薩摩 越田・金盛上花尽紋図飾壷
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こちらは 里帰り 京薩摩 越田・金盛上花尽紋図飾壷 の出品となります。１９００年初頭製。銘・越田。
とても素晴らしい里帰り 京薩摩の逸品と成ります。越田は京薩摩黎明期からの老舗と成ります。京薩摩は明治9年フェラディルフィア万国博覧会及び明治11年のパリ万国博覧会で高い評価を得、本薩摩(鹿児島薩摩)があまり西洋式(ティーカップ等)の生産物が少ないのに対して京薩摩は積極的に海外輸出を視野に置いた生産を行い、明治10年頃には本薩摩(鹿児島薩摩)を超える製造量を誇り国内随一の輸出薩摩の生産地でしたが後年、港湾を抱える神戸や横浜にその地位を譲ることとなっていきます。本作品もとても美しい作品となり流麗な器全体を覆いつくすハンドペイントによる花々には金線、金盛上、白釉が効果的に意匠され、触れるとわかりますが盛り上げられた金盛上、白釉が立体感を演出しまさに花園を思わせる美しい作品となります、また、このように白釉を効果的に用いる薩摩焼は後年になるとほとんど見られなくなります。

・サイズ 高さ17.5cm




※出品物の多くは100年以上経過したアンティーク及びヴィテージの御品となります。
※検品にさいしましては注意しておりますが、後天性の瑕疵ではなく商品自体の特性、経年経過による古色、擦れや先天的な窯傷等・常識の範疇における存在につきましては予め了承下さい。
※出品商品すべての写真はスタジオでの撮影と成り、画像の色はモニター等・視認する環境によって違いが生じる場合がございますので、気になる場合には御遠慮なく事前に御質問ください。



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